『その節約はキケンですーお金が貯まる人はなぜ家計簿をつけないのか』風呂内亜矢著

節約術や節税、資産運用などのいわゆる「マネー本」は、本当にたくさん出版されています。

私も自分の金融リテラシーの低さに危機感を覚えて、色んな本を読み漁り、勉強しました。

これは沢山の本を読んだ今だから言えることですが、こういった類の本ってすべてが自分に適しているというわけではないので、紹介されているやり方が自分に適しているのかをしっかり判断する必要があります。

当時はある本を読んで、その本に書かれている節約術などは、「すぐやってみよう!」と思って色々試しました。節税対策をやってみたけど、実は自分では節税効果が薄かったり、節約術も手間がかかるわりに効果が薄かったり、途中であきらめたり…。

この本では、そういった様々な本などで紹介されている節約方法について、効果が出なかったり、逆にやらない方がよい可能性がないかをアドバイスしてくれています。

タイトルと目次を見ると、世の中で紹介されている色んな節約術を真っ向から否定しているのでちょっとびっくりしますが、読んでみると納得します。

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保険の見直しはキケン

そもそも保険の見直しの前に、最初に保険に入るときに注意が必要です。私自身、結婚を機に保険に入らなきゃと思い、貯蓄型の生命保険(死亡保障)と、掛け捨て型の医療保険、何かあったときのための収入保障保険、子どものための学資保険と、一気に入りました。

この時にもっと注意しておけばよかった。というか、自分がどのような補償が必要なのか、保険以外に貯蓄する方法も無いのか、という事をもっとちゃんと勉強して知っておくべきでした。

そもそも保険って「何かあった時の保証」なので、貯蓄とは切り離した方が良かった。当時は強制的に貯蓄できるし、保証もつくし、満期になればほんのちょっと上乗せされて戻ってくるからお得だと思ってました。もちろん、これは間違いではないし、保険で何かあった時の保証を得ながら貯蓄をするというのも方法としてはアリだと思います。

ただ、私のスタイルには合ってなかったです。結果、保険は一部を見直して、貯蓄型の一部は解約しまして別の掛け捨て型に切り替えました。

保険に入るときも、見直すときも同じですが、そもそも自分にはどういう保証が必要なのか保険商品で貯蓄をするのか(別の方法で貯蓄をするのか)、という事をはっきりさせておく必要があります。

日本人は保険好きと言われてます。何かあったときのリスク対策として保険に入ることは大切な事ですが、過剰な保険で毎月無駄なお金を払ってないか、しっかり考えないといけませんね。

ふるさと納税はキケン

様々なメディアで「お得な制度」として紹介されているふるさと納税。私も毎年楽しみながらやっています。

我が家も2015年からはじめて、毎年色々な返礼品で楽しんでる「ふるさと納税」。 うちの会社でもやってる人は毎年必ずやってます。...

注意しなければいけないのは、ふるさと納税制度を利用して節税する場合、制度を利用できる限度額が人によって結構違うという点です。

ふるさと納税は、自己負担2000円で全国各地の様々は返礼品を貰えて、納税した分は所得税還付や住民税控除で戻ってくるんですが、その人の年収や家族構成・医療費控除や住宅ローン控除などの金額によって、ふるさと納税の上限額が変わってきます。

これをしっかりチェックしないで、上限額ギリギリまでふるさと納税を利用しようとすると、場合によっては自己負担が増えてしまう(節税効果が得られず、ホントにふるさと納税しただけになってしまう)可能性があります。

詳しくは、ふるさと納税のポータルサイトなどでシミュレーションしてみるのをおススメします。

ふるさとチョイスのシミュレーション

100円ショップはキケン

100円ショップを利用している方って多いと思います。私もよく利用してます(^^♪

100円ショップって、結構品ぞろえが行く度に変わってて、見てるだけでも楽しいですし、ついつい色々と買ってしまいます。

そうです。この「ついつい色々買ってしまう」というのがキケンなのです。本当に必要なものだけ買えばよいのですが、1品が100円という手ごろな価格なので、「ついでに」とか「使うかも」という感覚で買ってしまいます。

また、100円ショップの商品の中には、100円ショップ以外で購入した方が安い商品もあります。

「100円ショップで本当に必要なものだけを買う」という強い意志を持っておかないと、毎回無駄遣いしてしまいますね。まぁあまりこだわりすぎるのも窮屈ですが、頻繁に100円ショップを利用する人は注意しておかないと、塵も積もれば…です。

欲しいものを我慢するのはキケン

自分にとって大切でないものを買わず、残したお金で、本当に欲しかったものを購入する。そういう生活ができれば、「なんだか我慢ばかりしている」という、辛い思いを減らすことができます。

『自動的に大金持ちになる方法ーオートマチック・ミリオネア』などの著者で知られるアメリカの資産コンサルタント、デヴィッド・バック氏が定義した、『ラテ・マネー』という言葉が紹介されています。

『ラテ・マネー』とは、習慣だからと毎朝買っているカフェラテのように、意識せずに使ってしまっている自分にとって実は重要ではないお金の事です。

「節約!節約!」と何でも我慢していては窮屈です。なので、本当に自分にとって価値があると思えるものは購入する、そのためには、ラテ・マネーのような自分にとって重要ではないお金を節約する、という考え方です。

自分にとって絶対に欲しいモノと、自分にとってラテ・マネーに分類できるモノを分けて、メリハリをつけて生活することが大切ですね。

まとめ

その他にもいろいろな節約術や考え方に対して、「キケン」という形でアドバイスされています。色々なマネー本を読んでる方も、これから節約を始めてみようという方も、ちょっと違った視点で節約術を見れるので、参考になる本です。

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