『僕らが毎日やっている最強の読み方』池上彰・佐藤優著

圧倒的な知識量を誇るジャーナリストの池上彰氏と作家の佐藤優氏。

特にテレビでもよく見かける池上さんは、「どんな事を聞いても必ず答えてくれる」「何でも知ってる」という印象を持たれてる方も多いと思います。

そんな池上さん・佐藤さんが、どのように情報をインプットしているのかを二人の対談形式で紹介している本です。

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新聞・雑誌・ネット・書籍から「知識と教養」を身につける70の極意

本書の副題に、「新聞・雑誌・ネット・書籍から「知識と教養」を身につける70の極意」という言葉が書かれているように、お二人がどのように情報をインプットしているのかを具体的な方法で紹介してくれています。

全編にわったって二人の対談形式で書かれているので、最強の情報収集スキルを持った二人がスキルを紹介し合うラジオを聴いているような感覚ですんなり読めます。

対話形式の中で、同じ読み方でも池上さんと佐藤さんが全然違う方法で読んでいたりして、「雑誌の読み方は池上さん派だな」とか二人のやり方の違いを楽しむこともできます。

また、情報収集のために読んでいる新聞や雑誌・ニュースサイトや、インプットするための様々なスキルが本当に具体的に書かれています。

私がこの本を最初に読んだのは2017年の春ごろだったと思いますが、最初読んだときの感想は、

「この二人はとんでもないヘンタイだな(笑) とてもじゃないけど真似できない

と思うほど圧倒される情報収集力を見せつけられました。

例えば、池上さんが毎日読んでる新聞って、11紙ですよ。新聞11紙だけでもクレイジーなのに、それ以外にも様々なインプットを毎日やって、テレビ出演、執筆、講師などのアウトプットもやってるんです。凄すぎてとても真似できるレベルではありません(笑)

テレビで何でも答えてる姿を見てましたが、その裏付けがこういった他の人が真似できないような日々の努力があるからなんだなぁと。

最初に読んだ時は、自分とは無関係の超人がやってる読み方という感じでただただ圧倒されましたが、その中でも「応用すれば参考になる」と思って実践してる内容をいくつか紹介しようと思います。

電子雑誌の定額読み放題サービス「dマガジン」で効率よいインプット

出典:NTTドコモ

雑誌の世界はいま、「電子雑誌の定額読み放題サービス」の登場によって、まさに過渡期を迎えようとしています。ドコモの提供する「dマガジン」やソフトバンク系の「ビューン」などが代表的なサービスですが、いずれも従来の雑誌1冊分、あるいはそれ以下のコストで多種多様な雑誌を読める。まさに大革命です。

隙間時間には、スマホでSNSやネットサーフィンをしている人が多いと思いますが、私には電子版の雑誌を眺めているほうがインプットの効率もいいし、娯楽としてもよほど楽しい。

私も、電車に乗っている時などのちょっとした隙間時間はすぐにスマホを取り出してSNSやネットサーフィンに時間を使ってしまっていることがありました。

dマガジンはこの本を読む前から契約してたんですが、あまり使っておらず(無駄遣いwww)。

この本を読んでから、「ちょっと隙間時間できたから、dマガジン見てみよう」という機会が増えて、ネットサーフィンで無駄にしてた時間を電子雑誌に目を通す時間に変えました。

私がよく読んでるリスト↓です。

週刊ダイヤモンド

週刊東洋経済

PRESIDENT(プレジデント)

日経マネー

日経ビジネスアソシエ

ダイヤモンドZAi

MONOQLO

DIME

PE-PAL

デジモノステーション

日経トレンディ

週刊東京ウォーカー+

この本にも書かれてますが、「雑誌は基本的には娯楽で読むもの。だけど、うまく使えば興味や関心、視野を広げる格好のツールになる」のです。

定額読み放題なので、パラパラ読みながら気になったキーワードや紹介されてる人物・会社・モノやサービスをさらに自分で詳しく調べたり関連書籍を買ったりと、アクションにつながるきっかけになっています。

話題のキーワードなどの解説も、雑誌なので視覚的にわかりやすい表現で書かれているのでそういった知識の底上げにも役立っています。

ネットサーフィンとSNSは、インプットの時間を蝕む。インプット時間を確保するために「デジタル・デトックス」

geralt / Pixabay

ネットサーフィンのよくない点は、時間の浪費に加えて、そこで見た情報がほとんど記憶に残らないこと

気が付いたらついついスマホを見てしまって、ネットサーフィンでいつの間にか時間が過ぎ去ってしまう。。。

そういう事態にならないように、「ネット断ち」「スマホ断ち」をして読書の時間を1時間でも強制的に確保する、という方法が紹介されていました。

もともと読書は好きなので毎日読んでましたが、この方法を実践して各段に読書量が増えました。それだけネットサーフィンで時間を浪費していたという事です。

平日は1時間まとまった時間が取れないこともあるので、朝30分+夜30分とか、朝30分+昼15分+夜15分とか、ちょっとずつでも毎日1時間を読書時間に充てるという事を意識するようにしました。

「何でも保存」ではなく、保存に値する情報か精査、吟味してから保存する

いくらクラウドに情報を詰め込んでも、頭の中に「こんなことが書いてあったな」とおぼろげにでも残ってないと、必要なときにアクセスできません。「大事そうな記事だから、とりあえず残しておこう」では意味がないんです。

逆にいうと、情報の骨子をきちんと頭に叩き込んだうえで保管しておくと、必要に応じてキーワード検索すれば、該当する情報を引き出すことができます。

Evernoteやドロップボックスなどで情報管理している方も多いと思います。私はEvernoteをずっと使ってたんですが、「大事そうな記事だからとりあえずEvernoteへ」みたいな感覚で使ってました。後で見返しても、「これ何の記事だっけ?」と思う事も多々ありました。

この本を読んでから、Evernoteにノートを作るときは、内容を理解したうえで、コメント(「〇〇に活用する」、「□□関連の参考情報」など)も残すようにしています。

まとめ

どんな仕事であっても、アウトプットをする機会はあると思います。そのアウトプットの量・質を高めるには、インプットの量・質を高める必要があります。

池上さんや佐藤さんのインプットの達人レベルに到達するのは難しいですが、お二人のインプットスキルを参考にすることで自分のインプットレベルを上げられたことは確実です。

70個もの極意が紹介されているので、どれか1つでも参考になるのでは?