「1440分の使い方ー成功者たちの時間管理15の秘訣」ケビン・クルーズ著

1440分=24時間=1日。

働き方改革で生産性向上が叫ばれる昨今で、いかにして時間管理をするのかを起業家やオリンピック選手などの成功者の事例を交えて紹介しています。

「24時間の使い方」ではなく、「1440分の使い方」と表現している通り、1分単位でもできることが沢山あります。一方で、ちょっと油断したら1分なんてあっという間に過ぎ去ってしまいます。

日々忙しいビジネスマンの参考になる一冊だと思います。

朝のゴールデンタイムの使い方

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他の多くの本でも、「午後の疲れた状態で仕事をするより、午前中の頭がすっきりした状態のときにクリエイティブな仕事をした方が生産性がよい」的なことが書かれています。

この意見については、多くの人が賛成なのではないでしょうか?

しかし、実際の自分の仕事ってどうでしょうか?

仕事が始まったら、すぐにできる簡単なことをやってしまってないでしょうか?

たいていの人は、一日が始まると真っ先に、すぐできる簡単なことを全部やってしまおうとする。ひと晩分のメールすべてに返信し、郵便物の山を仕分け、注文書にサインして・・・・・・そうこうしていると、すっかり生産的な気分になってしまう。

「どうだ!まだ朝の11時なのに、50件は仕事を片づけたはずだぞ」と思ってしまうのだ。

自分にも思い当たる節がありました。

大量のメールを整理したり、返信したりして、一息ついて休憩…

よく考えると、これでは何も生産してません。

億万長者たちは、本当にToDoリストを持ち歩いているのだろうか?

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「ToDoリストの項目の41%は永遠に終わらない」

大量のタスクを効率よく捌いていくために、ToDoリストを使ってる人も多いと思います。

大量のToDoリストの中から、次に何をやろうかと考えるときに、たいていすぐ片付く項目や簡単な項目を選んでしまって、重要な項目は後回しになってしまう事が多いんじゃないでしょうか?

私自身も、「これ大事だからやらなきゃ」と思っていても、安易なタスクの方を先にやってしまって、気がづけば一日が終わってしまって…という事が何度もありました。

何となくToDoリストが減っていけば仕事をやってる感は出ますが、ホントに大事な事がやれてなければ、事務作業をやっただけで生産性の高い仕事をやったとは言えないですね。

それに、大事な仕事がToDoリストにずっと残っていることが心理的にストレスになります。

「仕事が片付くことなんて永遠に無い」と割り切る

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あまりにも長い間、私はToDoリストに支配されたまま生きてきた。

「すまない、夕食には帰れない。まだ例の報告書をやらないといけないから」。

このセリフを何度言ったことだろう。

ToDoリストに仕事が残ってるから、まだ家に帰れないというのが当たり前だと感じてましたが、単純労働じゃない仕事をやってる人って、よく考えてみたらToDoリストが空になることなんて無いんですよね。

どこかで割り切って、ToDoリストに残ってる仕事よりも家に帰ってやった方がいいことを優先する方が、絶対健全です。

長い目でみたら、ワークライフバランスを保つ方が、仕事の生産性も上がります。

「すべてやろうとしたら切りがない」と割り切って、適当なところで切り上げる習慣をつけるのも大事ですね。

忙しいことが生産性が高いことじゃない

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知識労働者の時間の41%は、必須ではない活動、しかも個人の満足感に乏しい、他者でもできる活動に費やされているという。

では人々は、なぜこのような活動を続けているのだろうか?

それは、「忙しくしていれば、偉くなった気になれる」からだ。

自分の仕事を振り返ったときに、「本当に高い生産性で仕事が出来ているか?」という点を確認しなければいけないと思いました。

「昔からそういうルールだから」

「お願いされたから」

「単純な仕事で楽だから」

振り返ってみると、確かに生産性の低い仕事をやってしまっていたり、昔からやってる仕事で生産性の事なんて気にせずに当たり前のようにやってた事もありました。

そしてそういう仕事をやり切って、「ふぅ、今日もいっぱい働いたぜ!」みたいな気持ちになってしまってた事もありました。

しっかりと自分の仕事の価値を見直さないとダメですね。

「時間」という最も大切な自分の財産を無駄遣いしない為に

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この本を読んで、改めて時間の大切さを思い知りました。

賢者に学び、生産性向上のために自分の日常の習慣を見直していきたいと思います。

最後に、時間に関する名言をいくつか。

「実のところ、自分が選んだことをやるための時間は大概作れる。足りないのは時間ではなく意思だ」ージョン・ラボック卿(イギリスの銀行家、政治家)

「富を失ったら懸命に働けばいい。知識を失ったら勉強すればいい。健康を失ったら禁酒するか薬を飲めばいい。しかし時間は、一度失ったら永遠に戻ってこない」-サミュエル・スマイルズ(イギリスの作家)

「どうやって時間をつぶすかしか考えないのが凡人、どうやって時間を使うか考えるのが偉人である」-発言者不明

「成功者と失敗者を分けるのは、たった一言だ。成功者はこの言葉を使わない。『時間がなかったんだ』」-フランクリン・フィールド(イギリスの政治家)

「もともとやらなくてよいものを効率よく行なうことほど無駄なことはない」-ピーター・ドラッカー

「時間が見つかることなど決してない。時間が欲しければ作るしかない」-チャールズ・バクストン(イギリスの作家、政治家)