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先日の出来事を忘れてしまっていたり、昨晩の夜ご飯を思い出せなかったり、物忘れすることってありませんか?
私も、年齢のせいなのか、忙しいからなのかわかりませんが、ちょっとした事や勉強した事を忘れてしまう事があります。
物忘れ対策として、記憶を維持するために以前読んだ本の「記憶を維持する方法」を思い出して実践してます。
記憶を維持するには「繰り返し」
エビングハウスの忘却曲線というのをご存知でしょうか?
あることを記憶しても、1日後には約70%を忘れてしまうというやつです。つまり、何もしなければ1回覚えようと思ってもそのほとんどを忘れてしまうのが当たり前なのです。
なので、忘れないように繰り返し記憶するという作業が必要になります。
繰り返しには、2種類があります。一つは、「忘れてしまったから繰り返して記憶しなおす」という事。もう1つは、「覚えているうちに繰り返す」という事です。
どちらが効率が良いかは、言うまでもありませんが、「覚えているうちに繰り返す」方が効率的です。
「忘れてしまったから繰り返して記憶しなおす」という場合は、「なぜそうなったのか」という事も忘れてしまっているため、1番最初に覚えた時間以上の時間を必要とする可能性があります。
一方で、「覚えているうちに繰り返す」という場合は、覚えているので無理なく効率的に繰り返すことができます。
繰り返しのサイクルは、
①覚えてすぐに2回目
②8時間~1日以内に2回目
③2~4日以内に3回目
④4~10日以内に4回目
というのが最も定着率が高く、効率的です。
ちなみに、同じ日に4回繰り返して、その後は何もやらない、というのは効果がありません。
そもそも記憶しないという選択肢
記憶を維持する方法は、上記のように繰り返し記憶する作業を行う事で定着させる事ができmすが、めんどくさいですよね(笑)
そもそも、今の世の中スマホでちょっと調べればほとんどの事がわかりますし、自分の頭の中に入れておかなければいけない事は、資格や勉強・仕事で使う事など、限られた事です。
つまり、人間は記憶するのが得意ではない(エビングハウスの忘却曲線)ので、出来るだけ覚える事を減らすというのも大切です。
例えば、私はプライベートのタスクはスマホのアプリで管理していますし、仕事のタスクも会社で使ってるグループウェアで管理しています。
頭の中で覚えておく事が無駄なタスクに感じてしまうので、とにかく書き出して頭の中に無駄な事を置いておかないようにしています。
このやり方だと頭もすっきりしますし、「ここを見ればやらなきゃいけない事は全部書いてある」というシンプルな管理が出来ています。
記憶する事を理解して効率よく記憶する
記憶法に関する本はたくさん出版されていますので、まずは数冊読んでみると良いと思いますが、私はシンプルに「記憶するためには繰り返し」という事と、「出来るだけ記憶しない」という事を意識するようにしています。
学生時代は勉強で覚えないといけない事がたくさんあると思ってましたが、大人になっても覚えないといけない事はたくさんあります。
がむしゃらに覚えるのではなく、まずは記憶する方法を学び、効率よく記憶していくって事が一番生産性が高いです。
「あの人は物忘れが多い」なんて言われないように、しっかり記憶をコントロールしたいと思います。