確定拠出年金の6割以上が元本確保型!投信運用は少数派?!

sallyjermain / Pixabay

個人型確定拠出年金、通称「iDeCo(イデコ)」ですが、加入対象者も広がり、税制優遇も魅力なので興味を持っている方や実際に加入された方も多いかと思います。
ただ、加入者の半数以上が、運用対象として元本確保型の定期預金や保険を選んでいるそうです。

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加入者の65%が元本確保型

個人型確定拠出年金(iDeCo)の加入者は2018年2月末時点で81万人を超えています。資産額も2017年3月末時点で、1兆3814億円となっています。

ところが、iDeCo加入者の65%が、定期預金や保険をあわせた元本確保型で運用しているそうです。

iDeCoは拠出した金額が全額所得控除の対象となるなどの税制優遇があるので、元本確保型でもメリットはありますが、今後インフレが進んで物価が上昇する場合、資産が目減りするリスクと、拠出した金額を投信などへまわして運用益を得られる可能性を捨てているのはもったいないですね。

iDeCoに加入している方は、お金に関する知識もそれなりにあって、当然iDeCoについても色々調べてから加入している方が多いと思っていたので、ほとんどの方が投信などの元本確保型以外の運用商品を選択していると思っていたので、この結果にはちょっとびっくりしました。

元本確保型が多い理由

アメリカでの確定拠出年金の運用は、約7割が元本確保型ではない株式や投信などで運用されています。しかし、日本では元本確保型が約7割なので、比率が逆転しています。この原因はなぜなのでしょうか?

初期設定が元本確保型

日本の確定拠出年金は、初期設定が元本確保型です。

加入時にその事がわかっていて、利回りを期待できる金融商品で運用したいと思っている人は、当然加入後に元本確保型から自分で変更するはずです。

「自分は元本確保型で運用したい」という方も当然いらっしゃると思いますが、中にはよく理解せずに「加入しただけ」という方もいるようです。

特に、20歳代の方が元本確保型で運用している割合が多いので、投資に関する知識や経験が少ないためにもったいない選択をしている可能性が高いです。

iDeCoは原則60歳まで拠出金額を引き出すことができないので、長期運用が前提となります。20歳代から60歳までだと、かなり長期での運用となるので、リスクをとってでも投信などで利回りをねらうべきなんですけどね。

改正確定拠出年金法で今後は投信が増える

2018年5月1日に施行となる改正確定拠出年金法では、初期設定が元本確保型ではなく投信を促すようになります。

私がiDeCoの口座を開設しているSBI証券でも、今回の制度改正に対する対応方針が公開されていました。

SBI証券では、これまでは初期設定の運用商品は「あおぞらDC定期(1年)」でしたが、今後は「指定運用方法」の対象になるようですね。

2018/4/30までは、加入時の掛金に対する運用商品の配分の初期設定、および他の年金制度または個人型年金プランからの移換金の初期の運用商品はいずれも「あおぞらDC定期(1年)」となっておりましたが、2018/5/1以降に「ID・パスワード」を取得されたお客さまにつきましては、「指定運用方法」の対象となります。 「指定運用方法」とは、お客さまがご自身で掛金の配分設定をされなかった場合に、所定の猶予期間後に当社指定の運用方法にてお客さまのご資産を運用する制度のことを言います。SBI証券HPより引用

自分は元本確保型で運用したい人は自分で指定すればよいわけで、投信などで運用したいと思ってたけど、実はやり方がよくわかってなかったという人は今回の改正がメリットになるかと。

ただ、どの運用商品が選択されるかはその金融機関が決めることになるので、今回の改正があったとしても、やはりしっかり勉強して自分で運用商品を選択した方がいいですね。

まだまだiDeCoは流行してない?

私はiDeCoを知ったときは、「こんなに税制優遇されてる制度があって、みんなやってるはず!やばい、出遅れた!」と思って、慌てて始めましたが、まだ加入者は81万人。20歳~59歳の人口がざっくり6000万人だとしたら、加入割合はまだ1.35%。

しかも、そのうち投信などの元本確保型以外の運用商品で運用してる人が81万人の35%で28万人だと、0.5%にも満たない。。。

まだまだ加入者は少数派。しかも長期で運用利回りも…という人はホント少数派なんですね。

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